歯が痛くなってから治療するのではなく、痛くなる前に虫歯や歯周病などの病気を予防することです。歯科医院で行うプロケア(プロフェッショナルケア)と歯科医や歯科衛生士の指導に基づいた毎日のセルフケアの二つをしっかり行うことが大切です。
予防歯科について
当院の予防歯科の特徴
予防歯科とは
医院の診療体勢について
(歯科衛生士担当制など)
プロケア、セルフケアの両方を実践し、虫歯や歯周病になる前に予防することは健康寿命を延ばすことはもちろん、将来的な金銭面においても負担が軽くなります。
みなさまの歯の健康を守るためにも、立川やました歯科ではプロケアとして定期的な健診をおススメします。
妊婦歯科健康・成人歯科診査
当院の取組み
当院は歯科医師会に所属していますので、妊婦歯科健康診査や、成人歯科健康診査を行っています。
地域のみなさまのお口の健康お守りするために精一杯サポートさせていただきます。
ご希望の方はお気軽にご相談ください。
妊婦健康診査とは
立川市では妊娠中の方に対して、無料で歯科健診をおこなっております。
妊娠中は体調の変化で、虫歯などが進行しやすく、特に歯周病は、生まれてくるお子さまにも影響するといわれています。
妊娠するとホルモンバランスの変化やつわりによる歯みがき不足などが原因で、歯肉が腫れやすくなったり、虫歯になりやすい状態となります。健診を受けることにより、赤ちゃんの健全な発育とともに、妊娠期、出産期のお口の健康を維持していくという、大きなメリットがあります。
成人歯科健康診査とは
口の健康と虫歯・歯周病の早期発見のため、
生活習慣などにかかわる問診、歯の健診・相談などを行います。立川市の皆様の虫歯や歯周病、その他歯に関する健康チェックを行い、歯石の除去や治療についてアドバイスいたします。歯に痛みや違和感がなくても、定期的な検診を受けることをおすすめします。
20歳以上の立川市民の方であれば無料で検診を受けることができます。
定期健診について
定期健診でわかること
- 虫歯、歯周病、その他のトラブルが起きてないかのチェック
- 磨き残しなどのチェック
定期健診を行うメリット
虫歯などのトラブルが早期に発見できます。
初期の虫歯であれば少ない通院回数で終わるため金銭的な負担も少なくすみます。
定期健診でやることは?
- 虫歯、歯周病、その他のトラブルが起きてないかのチェック
- 歯石の除去、着色のお掃除
- ブラッシング指導
定期健診はどのくらいのペースで通うのが良いのか
3~6か月を当院では推奨してます。
なぜかというと、虫歯や歯周病は比較的進行の早い病気だからです。
1年などの長い期間放置すると取り返しのつかないところまで悪化してしまうこともあります。
特に歯周病は初期に強い痛みを伴うことは少なく気づかない間にどんどん進行していまっている方が多いです。
歯周病の初期(軽度の歯肉炎)だとクリーニングとご自身でのセルフケアで改善することが可能です。
ですが、中等度、重度になると歯を支えている骨(歯槽骨)まで炎症が広がり溶けてしまうので、再生は難しくなります。
そのため短い間隔での受診をおすすめしています。
定期健診ではチェックだけではなくクリーニングや予防処置も受けることが出来ます。
歯石や着色の付き方は磨き方、つきやすさ、唾液の質などによって個人差があります。
ご自身の定期健診のペースを知って頂くためにも、初回の歯周基本治療が終わってから次回のクリーニングまでは1~2ヶ月程の短い期間でのご来院で汚れの付き具合を見て頂くことをおすすめしています。
医院で行っている
予防歯科メニュー
クリーニングについて
(スケーリング)
歯ブラシでは除去できない
歯垢や歯石を除去すること
スケーリングとは歯垢や歯石、バイオフィルム(細菌の膜)を除去することです。特に固まってしまっている歯石は歯ブラシで除去できません。
まず歯茎を検査して、今の歯周病の状態を調べていきます。
検査でしっかり把握してから超音波のスケーラーや
ハンドスケーラーなどの専用の機械を使って汚れを
落とします。
クリーニングの流れについて
クリーニングの流れ
スケーリングは保険診療で行うことができます。そのためには虫歯、歯周病の検査を受けていただく必要があります。
-
超音波のスケーラー
-
ハンドスケーラー
歯石や着色汚れが多いと何回か回数がかかることが
あります。かかる時間は大体30分程度です。
歯ブラシ、フロス、歯間ブラシの使い方
歯ブラシの仕方などは患者さんのお口の中の状態のよって変わってくるのでクリーニング時などに歯科医師や歯科衛生士から説明させて頂けたらと思います。
ご自身に合った歯ブラシや磨き方など気になる方はお気軽にお聞き下さい。
歯石やバイオフィルムについて
歯石について
歯石とは一言で歯垢(プラーク)が硬くなったものです。そのため歯磨きのしにくい「歯と歯ぐきの境目」や「歯と歯の間」にできやすいです。
歯石はその名の通り石のように硬いため、一度つくと
歯ブラシでは取れず歯科医院でとらなければなりません。
また、歯石の表面はザラザラしているためそこにさらに歯垢(プラーク)が付き、歯周病を悪化させます。
バイオフィルムとは
バイオフィルムとは口の中のプラークのこと言い、歯の表面に細菌が層をなして蓄積し、ヌルヌルになった虫歯や歯周病の原因となっています。
PMTCについて
PMTCとは
PMTCとは、プロによる歯のクリーニングのことです。
PMTC前
PMTC後
- P=プロフェッショナル=歯科医師、歯科衛生士
- M=メカニカル=機械的
- T=トゥース=歯
- C=クリーニング
PMTCの流れ
お口の状態チェック→歯石除去→歯の清掃の順に行います。
- お口の状態チェック
- 歯石除去
- 歯の清掃