噛み合わせの悪さは顎のずれを生み、顎のずれは顔の歪みや全身の歪みを生むため、全身状態のバランスをも崩し、偏頭痛、肩こり、めまい、腰痛、耳鳴りなどの原因にもなります。
噛むための筋肉は、首や肩などの筋肉と連動して動いているため、噛み合わせが悪いと偏った筋肉に異常な力が掛り、血管や神経を圧迫します。
不良な被せ物や咬み合わせが悪い状態が長期に続くことは顎関節症の原因になります。
顎関節症によって下顎が本来の動きが出来なくなってしまったり、本来の位置ではない顎の位置で噛む事に慣れてしまい、顎の動きがおかしくなってしまった状態の時は、咬み合わせを適切な状態に調整したスプリント(マウスピース)を装着する事によって顎の本来の動きを回復させます。その後安定してきたら補綴治療に移っていきます。
補綴とは、虫歯を治療して被せ物をしたり、インプラント、ブリッジ、入れ歯によって、歯の無いところを補い、咀嚼機能や咬み合わせ、審美性を回復させる治療になります。
奥歯が欠損し咬み合わせが安定しない状態や、不良な被せもの、ブリッジが入っていると本来の咬み合わせよりも悪い状態になっている事が多く、それが原因で顎関節症になったり、肩こり等の症状を引き起こします。
ですので、歯のないところにインプラントや入れ歯で咬み合わせを回復させたり、不良な被せものを除去し、適切な物に変えることで様々な症状を改善していきます。
噛み合わせの悪さは顎のずれを生み、顎のずれは顔の歪みや全身の歪みを生むため、全身状態のバランスをも崩し、偏頭痛、肩こり、めまい、腰痛、耳鳴りなどの原因にもなります。
噛むための筋肉は、首や肩などの筋肉と連動して動いているため、噛み合わせが悪いと偏った筋肉に異常な力が掛り、血管や神経を圧迫します。
そして、その筋肉に掛ったストレスを解消しようと、無理な姿勢を取っていると全身のバランスも崩れ始めて、やがて全身に影響が出るのです。
一般的には肩こりや腰痛の時には、整体院やカイロプラクティックへ行く方が大半ですが、そこで一時的に治っても、噛み合せのずれという根本原因が治っていないので、何回通院しても、結局全快しない場合が多いのです
日本人の70%の方が歯ぎしりを経験していて、多くの人が自覚していないことが分かってきました。
歯ぎしりによって詰め物がかけたり、すり減ったり、さらに歯に強い力が加わると、歯が割れたりすることもあります。また、健康な歯であっても、歯ぎしりによって歯が揺れたりすることもあり、歯を失う原因になることも多いのです。
歯ぎしりというと、寝ている時にぎりぎりやがりがりといった音がする者をイメージする人が多いでしょう。歯ぎしりは、大きく分けると上記の3つにわけられますので、下記にご紹介します。
歯ぎしりの中でも最もたくさんの人にみられるのが「グラインディング」と呼ばれるものです。
これはギリギリと歯を擦り合わせる最も一般的で頻度の多い歯ぎしりで、回りの方に気づいてもらえることが多いものです。上下の歯を強く噛んだ状態で横に滑らせこすり合わせる動きをいい、最も歯にダメージを与える歯ぎしりで、歯の削れが大きく歯が擦り減って平らになるという特徴がみられます。
眠っている時に起こることが多いようですが、起きている時にしている人も少ながらずいるようです。ただし、実際には音のしない歯ぎしりをする人もいるため気づかない場合もあるようです。
クレンチングは、食いしばりとか咬みしめとも言われています。
上下の歯をぐっと強い力で噛みこむことで、グラインディングと違い横にこすり合わせることはありません。
日中、力仕事の時に食いしばるように、寝ている時も同じように力が入ってしまう(クレンチング)行為で、音が出ないために自分で自覚している方は殆どいません。
よく見ると、クレンチングをしている人は頬の筋肉に力が入るため堅く膨らんで見えることがあります。
人は、1日の中で食事や話すことで上下の歯を咬み合わせるという行動は必然的に行っていますが、実際のところ上下の歯が咬み合っている時間は実質わずか5分から長くても20分程度といわれます。
普段無意識の時などは上下の歯はくっついているわけではなく少し隙間がありますね。これを安静位空隙といいます。
クレンチングがある人は、この20分の時間が大幅に増えさらに強い力が加えられていることになります。
タッピングは、上下の歯をかちかちかちと噛み合わせるもので、比較的頻度の少ないタイプの歯ぎしりです。寒くて震えている時のような状態で、歯を小刻みにぶつけ(タッピング)小さな音を出します。
歯ぎしりのタイプは以上の3つに分類されますが、いつ歯ぎしりするのかによって、「睡眠時ブラキシズム」と「覚醒時ブラキシズム」にも分けられます。
睡眠時ブラキシズムは言葉通り眠っている時に起こる歯ぎしりのことをさし眠っている時なので無意識に起こっていると考えられます。
一方、覚醒時ブラキシズムは、起きている時に起こる歯ぎしりのことで、いわゆる癖ということになります。
いずれにしてもあまり自覚がないのが歯ぎしりで、なかなかしないようにするのは厄介です。
歯ぎしりが気になったら、まず歯科を受診しましょう。
歯科ではケースに応じて適切な治療法を提案してくれます。